ゴーミキサー

地球には私たち人間を含め、300万種の生物がいます。そのうちの約10%が細菌や真菌類などとよばれる微生物です。
「ゴーミキサー」に登場する好気性微生物群は、分子という大きなものを分解し、ごく小さな元素にしてしまう(還元)ための受け渡し役です。
人間が食した残物の中に含まれる食物繊維・セルロースやリグニン等を、分解菌とも呼ぶ好気性微生物群が良好な好気性発酵へと促進し、「水」と少量の「炭酸ガス」に分解処理をします。
365日、投入物の取り出しは一切不要。
お使いになる現場の声を生かした環境に優しくクリーンな生ゴミ処理機です。
全国2,000台以上の導入実績が裏付ける快適な環境を皆様にお届けします。


分解菌とも呼ぶ微生物たちの活動(発酵)の中で、生ゴミを処理。
森の木々や草花と同じ、酸素をとりいれて二酸化炭素(CO2)をはく自然界営み。

1日500kgの生ゴミを焼却処理した場合の年間CO2排出量は約356t。この約356tのCO2を減らすには、50年生の杉の木が24,640本(=東京ドーム4.5個分 21万m2)必要となります(※1)。
ゴーミキサー(SG500)で処理した場合、約11tと大幅なCO2排出量の削減が可能です。

※カーボンニュートラルの考え方に基づくと、生物由来の生ゴミ焼却処理によるCO2排出量はゼロとみなすことになっています(もちろん実際の排出はゼロではありません)。 弊社では、カーボンニュートラルの考え方を理解した上で、 単純に生ゴミ焼却処理した際のCO2発生量として試算、比較しております。
※1 杉の木1本あたりの年間CO2吸収量は14kg

1日500kgの生ゴミを処理した場合の月額処理コストは、焼却処理では約42万円(※2)、ゴーミキサー(SG500)で処理した場合、約30万円(※3)。
約28.6%処理コストを削減することができます。
年間で換算すると、144万円の処理コストを大幅削減することができます。

※2 1tあたり収集運搬費28,000円負担の場合
※3 8年リース料、定期点検料金・電気水道ランニングコスト

生ゴミを投入するだけの1WAY処理。水切り不要!処理残渣の取り出し不要!取り出し後の堆肥活用や処分に悩む必要はもうありません。生ゴミが発生する都度、随時連続投入が可能ですから、ストックするスペースや生ゴミ保冷庫が不要となります。生ゴミ保冷庫の電気料金は月額約20万円!(*アーク日本調べ、500室規模のホテルの事例)

※弊社サービスマンが設置時・定期点検時にお客様の使用状況に合わせた最適な設定を行います。

食品リサイクル法は、食品関連事業者に食品廃棄物の「発生抑制」・「再生利用」・「熱回収」・「減量」に取り組むよう求めています。 個々の食品関連事業者ごとに実施率目標が設定されており、4つの手法のいずれか単独、あるいは組み合わせることにより取り組むことが求められています。ゴーミキサーを使った食品廃棄物処理は、「再生利用等」の取り組み中の「減量」 に相当します。発生する生ゴミを全量ゴーミキサーで処理すれば、再生利用等実施率100%を達成!食品リサイクル法の実施率目標をクリアするには最適の装置と言えます。

アーク日本独自の好気性微生物群により生ゴミの良好な好気性発酵を促進します。安定した発酵を維持するための処理槽内の環境づくりも万全。最適な温度調整、適度な散水による水分調整、高度な撹拌技術により悪臭のない好気性発酵を実現させています。悪臭の発生がないため、厨房内やお客様の目に触れる場所や人通りのある場所にも気兼ねなく生ゴミ処理機を設置できます。
ただし好気性発酵(※4)が安定して行われていることが前提です。

※4 酸素が存在する環境下でのみ生育できる微生物群による発酵。悪臭が発生しない。

生ゴミ分解工程時の排水は通常は下水に流されますが、ミネラルを含みますので必要な時に取りだして液肥としてガーデニングや農作物に活用できます。消滅型でありながら高いリサイクル性を発揮します。 (過投入によって排水値が高くなる場合があります)

■ 液肥成分の計量結果
・カリウム:29mg/L(原子吸光法)
・全リン酸:12mg/L(吸光光度法)
・全窒素:53mg/L(JIS K 0102 45.2)
※総合病院で使用されているゴーミキサーからの排水に含まれる肥料の三要素を計量したもの。
※平成14年8月 新潟県環境分析センター
※(  )は計量方法

□ ゴーミキサー処理工程

STEP 1

生ゴミが発生した都度、随時投入することができます。生ゴミをストックするスペースは不要です。コア(分解菌)に生息している好気性微生物群がコロニーを形成し、生ゴミ組成分を分解します。

STEP 2

投入後自動で処理が行われます。難しい操作は一切不要。槽内は、保温ヒーターにより一定温度(約40℃前後)に保たれ、定期的に散水、撹拌。好気性発酵に最適な環境が保たれます。

STEP 3

投入物にもよりますが、通常24時間程度で分解され、「水」と少量の「炭酸ガス」だけが発生します。「水」はミネラルを含みますので液肥としてガーデニングや農作物に活用できます。

□ ゴーミキサー製品仕様
型式 分解処理能力 (kg/日) 最大
消費電力
製品寸法(mm) 電源 機種重量
奥行 高さ
SG30 最大時30kg 0.5kW 819 1,145 1,061 100V 250kg
SG60 最大時60kg 1.5kW 1,020 1,590 1,398 3相200V 470kg
SG100 最大時100kg 3.0kW 1,220 2,129 1,753 3相200V 1,000kg
SG150 最大時150kg 3.7kW 1,430 2,260 1,985 3相200V 1,500kg
SG250 最大時250kg 5.5kW 1,680 2,850 2,330 3相200V 2,500kg
SG350 最大時350kg 5.5kW 2,000 3,450 2,575 3相200V 4,200kg
SG500 最大時500kg 7.5kW 2,200 4,070 2,775 3相200V 5,550kg
SG750 最大時750kg 15kW 2,400 4,870 2,775 3相200V 8,000kg
SG1000 最大時1,200kg 16kW 2,190 5,370 2,975 3相200V 10,000kg

※芝草同時処理が可能なのはSG60~SG1000です。

□ ゴーミキサー環境貢献数値
型式 焼却処理と比較した
CO2削減量(年間)
CO2排出削減率 植林に換算した
CO2削減効果(年間)※
SG30 20.7t 96.8% 1,478本
SG60 41.2t 96.3% 2,941本
SG100 68.6t 96.6% 4,915本
SG150 103.3t 96.6% 7,377本
SG250 172.2t 96.7% 12,300本
SG350 241.3t 96.8% 17,241本
SG500 345.0t 96.8% 24,640本
SG750 514.0t 96.2% 36,715本
SG1000 826.6t 96.7% 59,045本

※杉の木1本あたりの年間CO2吸収量=14kgとして換算
(参考:環境省「地球温暖化防止のための緑の吸収源対策」)

■ 投入できるもの、できないものについて

【投入できるもの】
● 生ゴミ:野菜・肉・魚類・残飯など人間が食する残物で発酵分解するもの。
● 芝草類:運動公園・競技場・ゴルフ場・河川敷公園・庭園などからの刈芝。

【投入できないもの】
● 微生物分解が不可能、または分解速度が遅いもの
牛、豚等の大骨・貝殻・大量の卵殻・竹皮・鉱物・樹脂物・茎の堅い草花・
竹笹・枯れ枝葉・丈の長い刈草・剪定枝 その他

■ 導入時の設置工事について

設置予定場所を現場調査の上、設置作業を行います。
なお設置場所には給排水・電気設備が必要です。

■ 導入後のサービス体制について

導入時に定期保守契約を同時締結していただきます。
年2回~3回程度(機種によって異なります)の定期保守を行います。
その際、処理槽内にコア(分解菌)を投入します。
導入後も万全のサービス体制で安定運用をサポートします。どうぞご安心ください。

■ 稼働中のゴーミキサーの視察について

実際にご覧いただきゴーミキサーの実力をご確認いただけます。
詳しくはお問い合わせください。

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